アフタースクール @新宿ジョイシネマ (2008/日本/内田けんじ監督)
そんな暇は本来全然これっぽちもなかったんだけれど、荻窪に用があったのでついでに行ってしまった。
2回目。
ネタバレで台無しになってしまう映画なので、いちおう、たたみます。
つまり、以下ネタバレです。
赤ちゃんの父親と、どうして佐野さんはやくざのとこから逃げちゃうほど生みたかったのか、
その辺だけ、どうしてもひっかかるんだけど
2回目も違う味が楽しめる。
ひつまぶしか。
特に、北澤(佐々木蔵之介)にマンションの防犯カメラの映像を見せられて、神野(大泉洋)の顔が固まるシーン。
1回目は何の疑いもなく「親友の浮気の証拠映像をみてしまった」顔として認識したけれど、
2回目は「親友と妹が内緒でできてるらしいことに気づいた」顔として認識するわけです。
それはもうみごとに。
そして、一つの作品の中で、というか一回の視聴の中で、
そういう「重層的な鑑賞体験」をも観客に提供してしまった運命じゃない人 [DVD]の偉大さを改めて認識しました。
あれはすごい。