節分のひ、らしいです
午前、ふたつ、簡単な事務仕事を片付ける。
単位は(たぶん)どちらでもよいある意味「趣味」のレポートをいっぽんかいて(書いたのは昨日だけど)、箱になげいれる。
昨日に引き続いてなぜか中国から間違い電話。「北京事務所ですけど。..ナガサキさん...?」 いえ、違います。
午後、会社の寄越した課題を粛々とこなす。
意図が明らかでない課題はどんなにささいなものでも死ぬほどきらいだ。
もう夕方ですか。
パリ、テキサス @新文芸座
いっちゃった。みちゃった。ココアのこぼれた洋服のままで。
たぶん人生で3回目の「パリ、テキサス」で、初のスクリーン。
スリーピースに帽子までかぶってキメにキメたトラヴィスが、ハンターを学校まで迎えに行って、二人してなんにもしゃべらず道の右端と左端を歩いてかえってくるシーンがすごくすごく好き。
そして、ハンターはいつも、思ったよりかわいらしいのだ。
彼の素直さが支えている世界、かもなぁと思った。
ラスト、ハンターと母親との再会のシーン、はじめて泣きそうになった。歳とったかな。
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東京ってすごい。
と思わざるをえないなぁ。
- ロシュフォールの恋人たち @シネセゾン渋谷
- 1/31〜 16:25
加えて、早稲田では今日からラヂオの時間がやっている。
フェリーニもみたいし。というか、前売り買っちゃったし。
一週間あとだったら、確実に全部観れるのに。
来週いっぱい、何かと忙しいのである。
しかし同時に、この春からは、少なくとも半年は大阪居住and映画一本みるのに1800円出さねばならないかと思うと、今のうちに見ておかなくては、という強迫観念に似たものに駆られるのである。
陽炎座/ツィゴイネルワイゼン @早稲田松竹
鈴木清順を観に早稲田へ。久々の東西線。
東西線のアナウンスの声が何度聞いても学部の友人にそっくりなので、ついついにやけてしまって不審である。しかもちょっと遅刻。
そんなに本数見ているわけではないけれど、彼の撮るものは、「わかりやすい」とは到底思わないが、かといって「難解」という感じでもないなぁという感想である。
何というか、わからないのだけれど、これはわからないなりに楽しめばいいんだろうな、ということはわかる、というか。
このひとの映画、特に今日見た2本に出てくる人は、みんなべたーっとしてて、じめーっとしてて、ねばーっとしてて、はじめからこの世のひとではないみたいである。だんだん映画自体の舞台もこの世かあの世か夢か現かわからなくなって、というかどうでもよくなって、一瞬くらっとくる。
僕にはあんなリアリズムはできませんよ。
というセリフは、その大衆劇?がリアリズムかどうかはさておき、「リアリズム」なるものへの態度としては、監督みずからの投影というか自信のあらわれのような気がした。
そのくらい、「リアル」かどうかなんてどっちでもよい世界がとっちらかっていた。
大楠道代がおそろしく綺麗。藤田敏八は原田泰造にほのかに似ている。原田芳雄が古谷一行みたいだと思った。
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ごっどふぁーざー ぱーとつー
昨日、ゼミの人と先生とご飯を食べて、所用をすませて、家に帰って、あ、見よ、と思って、しかしディスク1も見終わらないうちに寝ていた。
昨年末からの論文追い込みの間、家に帰るのはお風呂に入って寝るためだけ、という生活をしていたため、「家に帰ると眠くなる。」という軽い条件付けがなされているかもしれない。
で、今朝起きぬけに白菜を煮ながら改めて見た。
が、これは、非常につらかったです。
ママが生きてるうちはフレドは無事だ。
とか、護衛がすごくて手が出せない、不可能だ、と言ったトム・ヘイゲンに対して
人は(人間である以上は)殺せる。
とか、
皆殺しじゃない。(殺すのは)敵だけだ。
とかいうようなマイケルのセリフが、それぞれベクトルは違えど、背筋をひやりとさせる。
またあの若かりしアル・パチーノの端正さが「ひやり」に輪をかける。
でも、フレドが裏切り者だと悟った時のマイケルの表情をとらえる引きのカットに、ある意味で救われた。
そして、最後の回想シーンでソニーがでてきたとき、ああ、マイケルほど「有能」じゃなかったかもしれないけど、ソニーが生きてたら、今のこの「ファミリー」の姿は違ったかもしれない、と思った。いい兄ちゃんだったよ。